吉川二郎コンサートフラメンコギターの調べ

東海〜東北ツアー(静岡・登米・鶴岡)

10月9日から16日にかけて、静岡・富士・東京・仙台・登米・鶴岡とコンサートおよびレッスンのツアーで、全行程ちょうど2000kmのドライブであった。10月9日出発、翌日昼には静岡の会場である、第15代将軍徳川慶喜が大政奉還後蟄居していたという由緒ある宝台院入りし、舞台・照明の設営などを終え、午後7時開演。

翌日の11日と12日は富士・東京でのギターレッスン、13日は仙台に滞在、昨年お世話になったJIRO仙台ファンクラブ(仮称?)の方々と来年のコンサート構想を練り、9月の大型連休最後の23日(休)に決定。14日、宮城県登米市に移動、先月報告の第2回フラメンコギターの祭典で素晴らしい演奏を披露された大場俊郎氏のお店「趣味工房トルティージャ」に到着、初めての登米市でのコンサート会場である。トルティージャ2階のサロンに地元の熱心なギターファンが集まり、夜遅くの打ち上げまで大盛り上がり。一番盛り上がっていたのは大場さんかも…。

15日、大場さんに途中まで先導されて山越えの東北縦断、鶴岡市に向かう。鶴岡のコンサート会場は、普段ジャズライブなどを行なっている《BAR CHIC》というお店。細長いお店なので、満席の状態でも後ろまで音がよく聞こえるようにお店の高い椅子を使って、舞台も高く積み上げるなど工夫した。昨年同様「日本酒とコンサートフラメンコギター」というタイトルで地元の《竹の露》の提供を受け、日本酒を味わいながらのコンサートであった。私自身はコンサート中には飲めなかったが、終了後、鶴岡の美味をご馳走になりながら、本当に美味しいお酒を頂いた。
鶴岡での宿泊は、昨年からコンサートをお世話下さっている榎本社長のお勧めで、市内から15分ほどの湯田川温泉であったが、加温も冷却もない43度の源泉100%かけ流しの素晴らしい温泉で、お風呂で知り合った元気な100歳の男性(!)がその友人(75歳)の方とともに、私と同じ大阪の出身であったことは、遠く離れたこの地での奇縁とでもいえる出逢いであった。

徳川家に縁の宝台院にて(静岡) 荘厳な雰囲気の舞台(静岡)
しゃれたスペイン風のサロン(登米) 大場さんとトルティージャの前で
Bar CHICの高い舞台(鶴岡) 女将と100歳の伊吹さん(鶴岡)