吉川二郎 六弦の邂逅(サラマンカ:スペイン)

 5月30日、スペイン最古のサラマンカ大学、日西文化センターの講堂で吉川二郎「六弦の邂逅」と題して、コンサートが催された。サラマンカ大学でのコンサートは2004年、2006年に続いて今年で3回目。
今回は日本の歌とスペインの歌をメドレーでつづる「出逢い」という曲を記念曲として準備、スペイン人なら誰でも知っている「クラベリートス」を盛り込んだ編曲で大喝采を浴びた。
 
    
  サラマンカ大学 講堂にて 
3月に静岡県川根町の中野素芳氏のアトリエに来ていたスペイン人の日本ツアーの人たちも勢ぞろいし、終了後はみんなで食事会。2年前と同じく、アルメリアから800kmの道のりを車で駆けつけてくれたビスニエト・デ・トーレスこと、フランシスコ夫妻と姪夫婦(ミゲールとマノーリ)も同席してくれた。
    
コンサートの後、フランシスコとミゲール夫妻と一緒に 3月に静岡県川根町で会った人たちとも再会
茨木市クラシックギター・フェスティバル
6月13日から3日間、大阪府茨木市の「生涯学習センターきらめき」でクラシックギター・フェスティバルが茨木市の主催で催された。
わが教室門下の福手栄二氏がギター製作者として参加、吉川二郎、野口久子、小松佳久、中島桃子が演奏者として参加した。製作参加者のギターを使い、特別に選ばれた演奏者によって「きらめきホール」で演奏会が催されたのだが、福手氏のギターは第1作目ということであったが、野口久子によって「アルハンブラの思い出」が奏でられ、大変好評であった。小松佳久、中島桃子も弾きなれないギターであったが好演。私はメキシコの製作家、アグスティン・エンリケス氏のギターを使って「アマポーラの誘惑」を演奏。
15日の昼の休憩時間を利用して、私と野口久子によるロビーコンサートを開催。普段クラシックギターの曲を聴きなれている人たちには、コンサートフラメンコギターの響きが新鮮に聞こえたようだ。

ギター製作者としての福手栄二さんと

アグスティン・エンリケス氏とともに

吉川グループ記念撮影